例の官房機密費の分配について

例の事件のことであるが、

当の野中広務官房長官が口をつぐんでいる以上、それ以上のことは明らかになってこない。
何ゆえか「田原総一郎だけは貰わずに、つき返した」と、だけ明らかになっている。

これでそのそも胡散臭いと思われていた政治ジャーナリズムが、ますます怪しく感じられるようになり、

この問題で舌鋒鋭い、上杉隆氏だけが、正義の人として浮かび上がっている。

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三宅久之が、各メディアでかしがましいが、否定すればするほど、怪しい空気をかもし出してゆく。

彼の話は、反民主党で一貫しているが、ブレないと言えばブレていないが、貰っていたとすれば、首尾一貫している話である。

現代の政治状況

小沢一郎民主党幹事長が、「起訴相当」になり、幹事長辞任かどうかで、マスコミの画面・スピーカーの中で、
騒がれている。

正直、たたかれるべき人物が叩かれているだけであり、私の心の中に、なんら異物感が挟まるものではない。

また、かなり前になるが、右派政党「たちあがれ日本」が結党された。

麻生や、安倍晋三が加わるものかと思いきや、平沼代表の懐刀であるはずの城内実さえも入党を躊躇する。

結党早々、急激なスケールダウン。石原慎太郎が騒いでいるだけで、霞のような存在である。
政治勢力として、顧慮するに値しない。

「春の祭典」芸術映画

http://www.chanel-movie.com/

「シャネル&ストラビンスキー」
久方ぶりに、芸術映画を見てきた。

中盤以降はただのR−18の規制通りな、SEX映画になってしまっていたが、映画の最初の15分「春の祭典
のダンスシーンだけでも、見る価値は有る。

あの首長のもとでは、

http://www.tokyo2016.or.jp/jp/

東京オリンピック招致が、皆さんのご存知のような状況になった。

南米のリオ・デジャネイロに決定し、二回目の投票で東京は敗れ去った。

マドリッドより、下に見られたには、随分と意外であった。ロンドン(2012)→マドリッド(2016)では、

時間的に、また空間的に近すぎると考えるのが、必然であるから。

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まぁ。招致合戦に破れたのは、一般市民、特に東京都民のしらけムードが、(支持率50数パーセント)伝染したの

のではないであろうか?


東京で開く事は、今のイスラム原理主義国家イランの首都テヘランでオリンピックを開催するようなものであると、

私には考えられた。

なにしろ、両首長が、片やイランの大統領マフムード・アフマディーネジャードは、ホロコーストなかっ

た論者で有名であり、日本の首都:東京の首長あのお方は、南京大虐殺なかった論者であるから。

ふたりとも露骨なレイシストであり、軍事に偏重した歴史修正主義者であるから・・・。

片やイスラムシーア派、もう片方は、靖国史観。

政権交代して、変わったことといえば。

メディアの一部などでは、『革命』などと大騒ぎであるが、実際の所、

生活実感として、何にも代わらないというのが、正直な所であろう。

所詮、民主党など、(アメリカもそうであるが)保守政党であり、

社会党が内部に入っているといっても、それは保守に転向した元左翼であり、

却って、保守より保守的なものである。

日本国内で、自ら”保守”と宣言しているものが、あまりに酷すぎるから、(例:大東亜史観=靖国史観)

本物の保守がリベラルのように誤解されているが、

経験則を重視して、現実政治を僅かづつしか変化させないのが、

保守漸進主義であり、民主党はこれに当たる。

ご存知の通りの選挙結果と成り・・・。

 皆様が既にご存知の通りの、選挙結果と成り、政治記者はあわただしく活況を呈している。

対して私はというと、しらじらしい、ある種の諦念のようなものを感じている。
 
 当然のように私は自民支持者ではなく、当然その分岐であるところの民主党支持者でもない。

「平成維新」などというような言葉が、あるニュースサイトで飛び交っていたが、

以前の東京都知事候補者:大前研一のことを思い出し(典型的な新自由主義者)苦笑を禁じえな

い。また「昭和維新」の二の舞を思い出し、恐怖に駆られる。

 代議制というか、選挙というものの限界を感じさせられた状況であり、私は皆が熱くなるに反して、

凛冽と冴えていく。